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東急東横線沿線の都立大学、日吉で
活動している
下腹痩せパーソナルトレーニングジム
Tresallir代表の滝本 友樹です。
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最近ニュースで取り上げられている内容について
お話ししたいと思います。
それは「アスパルテーム」という
人工甘味料の安全性についてです。
記事によると、
世界保健機関(WHO)傘下の国際がん研究機関(IARC)は14日、
無加糖をうたった清涼飲料水や食品などに広く使われている
人工甘味料「アスパルテーム」について発がん性の可能性があるとの見解を示した。
特に肝臓がんを引き起こす可能性について懸念を示した。
アスパルテームに発がん性 人工甘味料、WHO指摘
というニュースが飛び込んできました。
そもそも「発がんの可能性がある物質」
というのはどのように分類されているのか?
知っている方もいると思いますが
国際がん研究機関(IARC)には
独自の評価体系というものがあり
これは4段階に分けられています。
国際がん研究機関(IARC)の概要とIARC発がん性分類について
そのうちアスパルテームは「2B」に分類されました。
2Bは下から2番目に位置します。
この分類は
「人に対して発がん性がある可能性があるもの」
とされています。
上記のリンクからも確認できますが、
簡単にまとめます。
IARCによる発がん性の分類は以下の4段階に分けられます。
この分類は、物質の発がん性の強さや暴露量に基づくリスクの大きさを示すものではなく、
人に対する発がん性があるかどうかの「証拠の強さ」を示すものです。
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グループ1(126種類※): ヒトに対して発がん性がある。(Carcinogenic to humans) 例)アルコール飲料、ベンゾ[a]ピレン、ベンゼン、アフラトキシン等 このカテゴリーは、ヒトにおいて「発がん性の十分な証拠」がある場合に適用されます。また、「暴露を受けたヒトにおいて作用因子が発がん性物質の重要な特性を示す有力な証拠」があり、かつ実験動物において「発がん性の十分な証拠」がある場合はこのカテゴリーに分類される可能性があります。
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グループ2A(95種類※): ヒトに対しておそらく発がん性がある。(Probably carcinogenic to humans) 例)アクリルアミド、亜硝酸塩等 このカテゴリーは一般的に、発がん性評価のワーキンググループが下した評価が、以下のうち少なくとも2つを含み、その中に暴露を受けたヒトまたはヒトの細胞もしくは組織のいずれかに係るものを少なくとも1つ含む場合に適用されます。
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グループ2B(323種類※): ヒトに対して発がん性がある可能性がある。(Possibly carcinogenic to humans) 例)わらび、漬けもの、鉛等 このカテゴリーは一般的に、発がん性評価のワーキンググループが下した評価が、以下のうちいずれか1つのみを含む場合に適用されます。
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グループ3(500種類※): ヒトに対する発がん性について分類できない。(Not classifiable as to its carcinogenicity to humans) 他のグループに分類できない作用因子は一般にこのカテゴリーに分類されます。
※参考記事
農林水産省HPより
「国際がん研究機関(IARC)の概要とIARC発がん性分類について」
見てわかる通り、グループ1は一番危険ということですね。
今回のアスパルテームについては3の2Bのため、
「発がん性がある可能性がある」分類ですね。
これを見ると摂りたくない気持ちもわかりますが、
とはいえ、全く摂取しないのは難しいと思うので、
過剰な摂取を控えるように気を付けるのが
個人的にはストレスフリーな気もします。
おいおい、アスパルテームはわかったけど、
グループ1のベンゾ[a]ピレン、ベンゼン、アフラトキシン等
グループ2Aのアクリルアミド、亜硝酸塩とかってなんだよ!
って思いますよね(笑)
はい、ちゃんと詳しく説明します!
まずはグループ1の物質が含まれる可能性がある
日常的に販売されている食品や飲料を挙げてます。
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アルコール飲料: ビール、ワイン、ウイスキー、ブランデー、リキュールなどのアルコール飲料全般。
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ベンゾ[a]ピレン: 焼き鳥、焼き肉、スモークサーモン、スモークチーズなど、直火で焼いた食品や燻製食品に含まれる可能性があります。
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ベンゼン: ソフトドリンクやフルーツジュースなどに微量のベンゼンが生成する可能性が示されています。特に、安息香酸(保存料)とビタミンC(酸化防止剤、酸味料、栄養強化剤)を含む清涼飲料や栄養ドリンクでのベンゼン生成が指摘されています。
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アフラトキシン: 穀類、落花生、ナッツ類、とうもろこし、乾燥果実などに寄生するアスペルギルス属の一部のかびが産生します。特に、ピーナッツ及びピーナッツバターなどの加工品、トウモロコシ、ハト麦、そば粉などの穀類及びその加工品、ナツメッグなどが挙げられます。
次にグループ2Aの物質が含まれる可能性がある
日常的に販売されている食品や飲料を挙げてみます。
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アクリルアミド: 炭水化物を多く含む原材料を高温(120℃以上)で加熱調理した食品に含まれる可能性があります。例えば、ポテトチップス、フライドポテトなど、じゃがいもを揚げたスナックや料理、ビスケット、クッキーのように穀類を原材料とする焼き菓子などに、高濃度に含まれていることが報告されています。(参考リンク)
亜硝酸塩: 亜硝酸ナトリウムとして、食肉製品、鯨肉ベーコン、魚肉ソーセージ、魚肉ハム、いくら、すじこ及びたらこに対する発色剤として、使用が認められています。(参考リンク)
最後ににグループ2Bの物質が含まれる可能性がある
日常的に販売されている食品や飲料を挙げてみます。
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わらび: わらびは主に山菜として利用され、わらび餅や天ぷら、煮物などに使用されます。また、わらび粉はわらび餅の原料として使われます。
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漬け物: 漬け物は日本の伝統的な食品で、多種多様な野菜を使って作られます。漬け物には、キュウリ、白菜、大根、梅などがあります。
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鉛: 鉛は自然界に広く存在し、食品に微量含まれることがあります。特に、野菜や穀物などに微量の鉛が含まれることがあります。また、鉛は陶磁器やガラスなどの製品にも含まれており、これらの製品を使用することで食品に鉛が溶出する可能性もあります。(参考リンク)
いかがだったでしょうか?
改めてみると、
あなたが毎日口にしている食品や飲料に、
知らないうちに発がん性物質が含まれているんですね。
とはいえ先ほども言ったように
これらの物質を完全に避けるのは
難しい現実があります。
しかし、心配することはありません。
発がん性物質を避けるためには
まずはバランスの良い食事を心がけ、
特定の食品や飲料の摂取を過度に行わないことが重要です。
また、加工食品やジャンクフードの摂取を控え、
新鮮な食材を使用した自家製の料理を楽しむことをお勧めします。
さらに、食品のラベルをよく読み、
含まれている成分を確認することも大切です。
あなたの健康はあなた自身の手にあります。
今日から食生活を見直し、健康的な生活を送りましょう。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。