いつもお読みいただきありがとうございます。
横浜市、日吉で活動している下腹引き締め専門トレーナー
滝本 友樹(たきもと ゆうき)です。
突然ですが、「最近昔と比べて痩せにくくなった。」と感じていませんか?
外食や飲み会が続くと、なかなか体重が戻りづらいし、ジムに通って運動や食事制限も長続きしない…。
ダイエットは年齢を重ねれば重ねるほどどんどん難しくなっていきます。
女性の身体は20代をピークに、筋肉量減少による基礎代謝の低下や加齢による身体の変化が著しくなります。
50代に差し掛かると減少の速度が加速していきます。
この流れを食い止めるためには、筋力トレーニングが必要になります。
「歳だから仕方ないか」と口癖になっていませんか?
この都合のいいワードを使って、キツいことから避けてしまうと後々大変なことになります。
「サルコペニア肥満」という言葉をご存知でしょうか?
サルコペニアとは、日本語で言うと『加齢性筋肉減弱症』といい、筋肉が歳とともに減少していき機能が低下していく病気です。
そのサルコペニアという病気と肥満が同時に重なった状態を「サルコペニア肥満」と言います。
要約すると、
筋肉が衰えながら、同時に脂肪がカラダについていく。
この病気の怖いところは、見た目の変化がわかりにくいことです。
なぜかというと、筋肉が衰えたところに脂肪が蓄積されてしまうため、判断が付きにくいのです。
ドーナツで例えるとわかりやすいかもしれません。
ドーナツの部分が脂肪
穴の部分が筋肉
この状態で考えると、サルコペニア肥満はドーナツの穴の部分(筋肉)が小さくなる病気です。(ドーナツだとラッキーですが。笑)
しかし、ドーナツの大きさは変わりません。
なぜなら脂肪がその分を補うからです。
そう考えると、明らかに肥満体型の人よりも判断が付きにくいため、恐ろしい症状という事がよくわかると思います。
サルコペニア肥満の原因
サルコペニア肥満は誰にでも起こりうる症状です。
運動不足のままだとそれだけ可能性は高くなります。
逆に運動習慣がある人はサルコペニア肥満の可能性は低くなります。
また食事制限のダイエットばかりすると、サルコペニア肥満になりやすくなります。
ダイエットの目的は本来、脂肪を減らすことですが、それと同時に筋肉が減少します。
筋肉が減ると、脂肪が付きやすくなるためそれだけ可能性が高くなるという事です。
これは決して筋力が低下していく高齢者だけの話ではありません。
若年層も食事制限のダイエットをする人が増えた関係でサルコペニア肥満の症状の人が近年増え続けています。
これには食事制限だけでなく、筋トレをメインとした運動を取り入れて筋肉を保つことが大切です。
重要なのは筋力トレーニング
よく勘違いされやすいのが、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動メインを行って筋肉が付いたと思う事です。
有酸素運動だけでは筋肉は強くなりません。
有酸素運動はあくまで脂肪燃焼と心肺機能強化です。
気持ちもリフレッシュできるので、ストレス発散や健康にはいい運動ですが、筋力トレーニングとしては効果は残念ながら低いのです。
あくまで大切なのは、重りを使って負荷を与えた筋力トレーニングです。
しっかりとしたフォーム(姿勢)でトレーニングを行えば、現代病であるサルコペニア肥満を回避することが出来るはず。
このように努力を一つでもすればいつまでも若々しいカラダを維持することが出来ます。
食事制限やウォーキングだけのダイエットから卒業して、しっかりと筋肉を成長させて引き締めて、キレイなカラダを作りサルコペニア肥満をはじめとする現代の肥満病とは無縁の生活を送ってくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。